こんにちは。
キレイと健康はイコール。
姿勢美人を目指せ!
入間市の"ヨガウィング&整体シルク"の日比アキコです。
受精卵が成長するとき、
まず腸ができ、口と肛門、そして栄養を蓄える肝臓や酸素を貯める呼吸器ができます。
胃や食道ができてから、その先が膨らみ脳ができるのだそうです。
神経系が腸の周りに多くでき、その後脳ができるので、
脳は腸の出先機関として進化したようです。
クラゲやイソギンチャクのように腸はあっても脳のない生物っていますものね。
「腸は第二の脳」と最近言われますが、成長の過程からすると「脳は第二の腸」と言えます。
感情と腸
精神的苦痛で胃が荒れたり、穴が開いたり…
感情と消化器系の関係は今では常識になりましたが、
便秘や下痢も感情が関わっている事がわかってきました。
いくら繊維質を摂っても、規則正しくトイレに座っても、腸のマッサージをしても、
便秘、という方は多いと思います。
実は私もそうで「断腸の思い」って感覚的によく分かりました。
(意味は違いますが、なんか気持ちと腸が繋がっているな、という感覚)
精神的なことで下痢をしてしまう人も含め「過敏性腸症候群」と呼ばれるそうです。
わかったのがセロトニンの存在。
腸の蠕動運動に関与し、セロトニンが多ければ下痢、少なければ便秘になるそうです。
セロトニンとは自律神経を整える神経伝達物質です。
快感を感じるドーパミン、ストレスを感じるノルアドレナリンと共に三大神経伝達物質と呼ばれ、
感情や性格に影響を及ぼしています。
実はこれらの物質は腸で造られ、
腸に埋め込まれた大きな迷走神経から脳へ情報(信号)が運ばれ、
脳は感情として解釈し表現しているという事もわかってきました。
「虫(おなかの)の知らせ」、「gut(腸)feeling」(第六感)の言葉通り。
昔の人は知っていたのでしょうか。
腸と免疫
さらに70%の免疫系が腸に集まっていて、
細菌やウイルスに対する防御反応の大部分を担っているともいいます。
(免疫系=免疫細胞が宿しており、これは腸関連リンパ組織といいます。)
危険な食物でも見た目や匂い、味ぐらいでしか識別できず、脳は「食べろ」と命令してしまいますが、
たとえ脳が命令しても、腸の神経細胞や免疫細胞が判断し、
吐き出したり下痢を起こさせる仕組みになっているのです。
しかも脳の神経細胞が正しく働いているか、腸がチェックし調節、脳の働きも監視しているというからびっくりですね。
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