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変形性膝関節症と言われた女性

変形性膝関節症との診断。「手術しなければ治らない」と言われたのに!
気がついたら自然に正座をしていました!

杏様  40代 (整体)

My Story

約1年前、膝の靱帯を痛めて、正座もしゃがむこともできず、病院に行くと手術をしないとダメとまで言われました。他の病院に行っても、半年リハビリするも、なかなか良くならず。仕事が重労働なのでサポーターを手放せず、このまま歩けなくなったらどうしようかと、不安から膝をかばってしまい、身体が歪み、足全体がしびれ、左下半身、右上半身が痛く、右首から肩まで凝りもひどい。身体が歪んでしまったようで呼吸もしづらくなりました。

整体は初めてで、どんなことをするのか、何も変わらずもっとひどくなってしまったら、歩けなくなってしまったらどうしようかと不安でした。
サロン情報を読んだとき、整体の他にもケアの体操や、姿勢、歩き方指導もしてくださること、また繰り返すかもしれないと不安になっている人への優しさ、諦めなくても良いのだと思わせてくれたこと、その人に合った施術をしてくれること、そして何より18年の実績を持つ先生の安心できるステキな笑顔に惹かれました。

 

1回目の施術後、身体のしびれが取れて、呼吸もしやすくなり、身体が軽く、視界も広がりました。足裏全体がしっかりと床について、不安定ながらも正しい立ち方が分かり、姿勢も方や身体のラインもスッキリしました。
仕事中に手放せなかった膝のサポーターも外すことができました。

 

3週間後くらいには、膝の痛みも頻繁に出ることはなくなり、1ヶ月経つ頃には長い時間は出来ませんが「正座」も自然にできるようになりました。


施術を続けていき、痛みを感じないくらい張っていたり凝り固まっていた身体が、柔らかくほぐれていくのがわかり、(刺激に対して)痛みを感じるようになりました。
自分の筋肉の弱いところやほぐし方、体操など、自分に合った方法を教えてくださり、三ヶ月経った今では、変な姿勢でいるときの方が身体が痛くなるくらいです。自分の体の痛みに全く興味がなく、大切にしてきませんでしたが、先生との出会いで自分の体のケアの大切さ、ケアをすれば身体が答えてくれる事に気がつくことができました。これからも先生に教えていただきながらキレイな身体をつくっていきたいと思いました。

 

​私からのコメント

杏さんが初めていらしたとき、「誰でもいいから楽にして!という感じです。」と言われたことが印象的でした。いくつか病院へ行ったけれど楽にはなれず、「どこがどうなっているのかが分からない」ほど不調だったようです。

「○○したときここが痛い。」とか「この部分に痛みが出る。」と具体的に痛みが伝えられる場合はまだ初期と言えるかもしれません。その段階を見過ごしてしまうと、「具合は悪いけれどどこだかはっきりしない」症状になってしまいます。身体が辛い、痛みを感じる、ということは身体からのサインが聞ける段階で、ある意味良いことでもあるのですね。

​変形性膝関節症について

最近、膝が痛い、正座ができないと「変形性膝関節症」と診断されることが多いようです。整体シルクにもそう言われたお客様が数名おみえになりました。
杏さんもそう診断され、「無理に座ったら靱帯が切れる」と言われていたようです。
膝は、股関節の位置がずれることで、捻れて歪んで力(負担)がかかり、膝周囲の靱帯や筋肉が緊張し、痛みが出るのです。膝は一方向の関節ですから特に捻りに弱いのです。私も痛くなった経験があるので、「切れてしまう」ような感覚はわかりますが、実際はないと思います。

膝の負担をなくすためには、結局脚をまっすぐにしてあげるわけですが、その調節をするのは膝ではありません。股関節となります。
股関節は、動かすための筋肉が背中、腰、骨盤内外、内転筋や腿(人により膝下や足首まで影響している)まで広い範囲にわたりますし、なるべくどの筋肉も均等の状態になるよう一回の施術を終えなければならないこと、直接触れない筋肉が多いことから、難しい施術となります。また、左右同じようにずれるわけではないので(左右かばい合いながら変形していく)、その歪み方に合わせた施術も行わなければなりません。私自身股関節の不調に長年苦しんできた経験がありますので、股関節の施術は今では得意分野となっておりますのでご安心ください。

今までみえた方はどなたも正座ができるようになっているので、変形性膝関節症ではなかったようです。

​呼吸がしづらい

杏さんは、一回目でかなり呼吸が楽になられたようですが、実はこの時特別なことはしていませんでした。
呼吸がしづらい原因は「肋骨が硬い」こと。骨が硬い?柔らかい?と疑問に思われるかもしれませんが、骨自体は硬くても、筋肉と結合した骨は弾力があるのです。背骨の一つ一つ、くいっと押すと動く(少し沈んで戻る)し、関節内だって「遊び」があります。特に肋骨は籠のように弾力があって動きます(動く仕組みは、肋骨の内外を薄い筋肉で挟んでいるから)。実際このかごの中には肺があり、膨らんだり、小さくなったりするので、硬い入れ物になってしまうと、肺にストレスを与えることになるのです。呼吸がしにくいばかりでなく、肺がストレスから働きも悪くなり、やがて病名が付く、という流れです。

 

この、肋骨が硬くなる原因はいくつもあります。姿勢(猫背、肩が巻いていると胸を潰す形になり圧迫し硬くなる)、不安やストレス(猫背姿勢になります)、腰が弱い(と腰が下がり猫背になって肩や首、腕に力を入れて身体を支え、上半身が硬くなって肋骨が硬くなる)、胃などが痛くても前側を縮めて肋骨が硬くなります。

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