こんにちは。
キレイと健康はイコール。
姿勢美人を目指せ!
入間市の"ヨガウィング&整体シルク"の日比アキコです。
今日いらしたKさんは、
「ここのところ右脚が痛いんです。」
と訴えらました。
でも、見てみると…
おかしいのは明らかに左脚じゃありませんか?
左が逆「く」の字になっていますよね?
これは左股関節が外前にころげて(位置がずれて)しまっているということ。
股関節の位置が!?と思われるかも知れませんが、これはよくあることです。
腰が疲れたり、腰の力がうまく使えないと、股関節に関係した筋肉がゆるっとして股関節の位置がずれ、
そこで、歩いたり動いたりする脚を支えるので、腰、臀部、脚周辺の筋肉が不均衡になって硬く張ったり、痛みが出たりするのです。
ずれた方が痛くなることもあるのですが、逆の脚が痛くなることがあります。
反対側の脚がかばったり、つじつまを合わせたりで
疲れ、痛くなるのです。
その方その方の身体の使い方の癖で多少違ってきますが。
Kさんは、痛い右脚が悪いと思われていたようです。
左の股関節を調整すると、完全ではないですが、
両脚の角度や開き方がほぼ同じくらいになりました。
これで右脚も一安心。楽になります。
(施術前と同じように、一度立ってからうつ伏せに寝てもらいました)
身体は全体でかばい合い、補い合って動いています。
内臓も同じです。
あなたが不自由しないように、身体なりに色々工夫しているのですね。
唐突ですが、例えば…二人のバイトがいて。
Aさんがすごく仕事がのろく(失礼!)、Bさんがその分がんばって、とうとうBさんが過労で倒れちゃった。
あげく一人になってしまった職場。雇った方は困ります。
困ったなあ、と思われるのはBさん(多分)。でもBさんは本当に悪いのでしょうか?
よく、痛いとそこが悪い、と言い、揉んだり貼ったり、そこだけに集中してしまいますが、
ほとんどの場合、どこかをかばって、その分働いて疲れて痛みが出ているのです。
その、負担をかけた場所、ちゃんと働けていない場所を解決してあげないと
何も変わりません。
硬くなったところをゆるゆるにしてあげたところで、
その時あなたが楽になるだけで、その場所(患部)は
「こんなに緩んじゃったらたいへん!もっと頑張らなくっちゃ!!」
ともっと硬くなってしまうのです。
股関節に限らず、「どちらが悪いのですか?」と聞かれますが、
身体に「悪い方」なんてないのです。
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